ろぼっと

  • 2010.03.14 Sunday
  • 10:01
ろぼっと

オリジナルJUNE

好きだ。と言って、突然見知らぬ人に付け回される事に初めは困惑したものの、何時のまにか目が離せなく気になってしまうようになっていた。

しかし彼は……


 400円(+送料80円)
      序


 願った。
 とても大切な事を、直接言いたくて願った。
 大切な事を言いたくて、そして大切な人になりたくて、一番になりたくて願った。
 張り裂けそうな思いを抱えて、ただ、ただ必死に願い続けた。
 その余りにも強い願いは、時空を超えてある人に届いた。
 果たして、その人は願いを叶える事が出来ると言った。
 ただし、本当の思いが無ければ何も残らないとも言った。
 ためらいや、気持ちに混ざり物があれば、何も残らない。とその人は言った。
 賭けなのだと。
 どれだけの思いを持っていれるかを計る、ある意味賭けなのだ。ともその人は言った。
 本当の、一番の強い願い以外は、すべて忘れてしまうから、真実の思いでなければ望みは叶わない行為なのだと。とその人は幾度も繰り返した。
 しかし、躊躇わなかった。
 張り裂けそうなこの思いに、躊躇いも、混ざり物もある筈が無かった。
 だから躊躇わなかった。
 ただただ、この願いだけを、この願いを叶えたかったから迷う必要なども無かった。
 だから、取引をした。
 願いを叶えてもらうため残りの刻を差し出し、大切な思いだけを抱えて生まれ直した。
コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM