One year is one day

  • 2011.12.30 Friday
  • 00:01

Tiger&Bunny(兎虎。。。風味。というかバニーちゃん一生懸命な全年齢対象)

虎徹がヒーローをやめる事が自分のそばにいなくなる事だと理解したバーナビーは、勢い余って告白してしまう。
しかしその代償は大きく、虎徹はバーナビーの前から消えてしまう。
居所は分かっていても自分からあいにいけないでいるバーナビーは……

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 段ボールまみれの久しぶりの我が家に虎徹はため息をこぼした。
 とはいえ、マーベリックの陰謀で犯人として追われたが故に家捜し後の荒れ具合を想像してたのと比べれば引っ越し準備の段ボールまみれ状態の方がまだましだろうと思う事にして、虎徹はソファーの周りを軽く片付けると冷蔵庫からビールを取り出した。
「っと、バニーは車だし水でいいよな?」 
 虎徹はそう呟きながら、何度か訪れた事があるはずなのに挙動不審なバーナビーに虎徹は苦笑しつつソファーに座るように促した。
 バーナビーが一緒にるのは病院に迎えにきてくれたから。
 そう、事件の後、そのまま帰宅しようとした虎徹だったが、やはりH01から受けた攻撃は意外に体にきていたらしく、直後は普通に立っていたが事情徴収の途中でいきなり倒れ、そのまま入院を余儀なくさた。
 とはいっても、H01の強固な筐体が衝撃をかなり和らげたらしく、虎徹の右上半身に広がった火傷は浅達性鵺度の熱傷程度で、今後最悪の事態でも水膨れができるかもしれない程度の傷だった。
 検査の結果倒れた理由は睡眠不足。
 そう、たかが二日間とはいえ満足に睡眠も食事も取らずに逃げ回っての大立ち回りが虎徹をノックアウトしたらしい。
 そのための入院。とは言っても、僅か一晩だけの事であったが、それでも入院扱いになった事が心配なんです。とバーナビーが朝から見舞いにきた。
 それに苦笑いしつつも、序でだと一緒にオフィスにより、そして心配性継続のバーナビーによってここブロンズステージの虎徹の自宅まで送り届けてられる事になった。
 オフィスによったのは、辞表を出すため。
 なんだかんだ言ってもサラリーマンである以上必要な行為であると虎徹が判断し、相談した結果二人して辞表を出しに行って来たのだった。
 とは言っても、色々解決するまでは。とかなり留意されたが、二人の意志が固い事を理解したロイズは渋々ながらも受け取ってくれた。
 ただ、バーナビーには、事前に契約を結んだ仕事があり、先方からはヒーローでなくなってもかまわないから継続でとの連絡が朝から入っている。と社会人の責任をなどと繰り返され、最後には虎徹が後押しした事もあって、必要最低限の仕事をこなす事が条件となった。
「しっかし、疲れたよなぁ。」
「そうですね。」
 虎徹が差し出したミネラルウォータの瓶をを受け取りながらバーナビーは続けた。
「とりあえず、まだ色々ありますが、よろしくお願いします。」
「おう、陰ながら応援している。」
「なんですか、それは、」
「だってよ、残ってるのってバニーのだけだし?」
「……っ、そうですが、」
 ぶつぶつ文句を言うバーナビーが虎徹には幼い子供のように思えてならなかった。
 過去のバーナビーと比較して大きくなったというよりも子供をやり直しているような気がして、微笑ましいく感じていた。
「まぁ、しばらくは色々あるだろうけど、しょうがないわな。」
「ええ。引き受けた以上は頑張ります。って、そういえば、娘さんは?」
「え?」
「だって、虎徹さん、一晩といえども入院しておられたし、」
 部屋を見渡し、いない事を再確認すると、迎えにいかなくていいのか。と繰り返した。
「あれ、言ってなかったっけ?」
「何をですか?」
「あの後、兄貴が迎えにきて楓は一足先にオリエンタルタウンに帰ったよ。」
 テレビで放映されていた事でこちらに来ていることを知った虎徹の兄が、迎えにきた事もあって、昨日のうちに連れて帰ってもらった。
 勿論、こちらでゆっくりしたい。というか、バーナビーファンの楓はもっとバーナビーと話したいごねてはいたが、なんせ平日。
「間もなく冬休みとはいえ、小学生の身空で学校を度々休ませるわけにはいかないからよ。」
「そうなんですか、」
 それ以上に、事件は解決したとはいえ、いろいろとごたつく可能性のあるシュテルンビルドにおいておく方が心配だった。と吐露した。
「ま、次にあったときにはかなり文句言われるかもしれねーけどな。」
「それは、まぁ……なんにしても一人にしてなかったのであればよかったです。」
 バーナビーは本当に安堵したように微笑んだ。
 こんなところも全部違うなぁっと虎徹は思う。
「そういえば、虎徹さんは、ヒーローをやめて、これからどうされるのですか?」
 段ボールまみれの部屋を見渡していたバーナビーが確認のように虎徹に問うた。
「引っ越すんですか?」
「そうだなぁ。ま、実家の酒屋でも手伝うかな。」
「え? 田舎に帰られるのですか?」
「ああ、何もないところだけど、住むところだけはあるしさ。」
「でも、こちらの方が仕事もたくさんあるし、それに、」
「楓の学校もあるからさ、」
 転校させるのは可哀想だろう? そう虎徹は付け加えた。
 元々この事件より前に実家に帰る予定だったということと、何よりもヒーロー以外になにもできないではシュテルンビルトにいては仕事がない。と正直に虎徹は繰り返した。
「遠くなるからな、そうそう会えないかもしれないが、ちゃんと見ているからさ。」
「そんなの、ヒーローをお辞めになられても、いえ、これからも虎徹さんと一緒に、」
「まぁ、連絡するからさ。」
「……そんなの、」
「バニー?」
 先ほどまで穏やかな表情をしていたと思っていたのにいきなり思い詰めたような表情をしていた。
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